
目次
- 【序章】ゼロから早慶レベルまで単語力を伸ばすために
- 【第1章】単語帳の選び方と学習スタートの仕方
- 1-1. どの単語帳を選ぶべきか?
- 1-2. 1日の学習ペース
- 【第2章】単語の復習方法と忘れにくくする工夫
- 2-1. 復習のスケジュール
- 2-2. 忘れにくくするためのポイント
- 【第3章】実戦で使える単語力にする
- 3-1. 試験直前期の復習
- 3-2. 長文読解で単語を活かす
- 【第4章】英語ノートの活用術
- 4-1. 英単語ノートを作るメリット
- 4-2. 英単語ノートの作り方
- 【第5章】多読の重要性
- 5-1. なぜ多読が必要なのか?
- 5-2. おすすめの多読教材
- 【第6章】試験本番で焦らないための戦略
- 6-1. 本番当日の英語脳の作り方
- 6-2. 時間配分の工夫
- 【第7章】模試の復習で成績を最大化
- 7-1. 模試は「受けたら終わり」ではなく、必ず復習!
- 7-2. 本番につなげる復習方法
- 【終章】最後まで継続するために
- 8-1. 英単語学習を習慣化する
- 8-2. 最後までやり切るために
- 8-3. 天野塾からのお知らせ
序章
英語の勉強を始めたばかりの人が、早慶レベルの単語力を身につけるためには、計画的かつ継続的な学習が不可欠です。本記事では、ゼロベースから始めても、確実に語彙力を高め、入試本番で活かせる方法を徹底的に解説します。
【この記事を書いた人】


天野貴文
✅ 慶應義塾大学 商学部卒|慶應合格専門オンライン指導 🎯 15年以上の指導経験×100名以上の合格実績! 📌 E判定からの慶應合格、多数の逆転ストーリーあり 📌 英語・数学・世界史・日本史・小論文を徹底指導 📌 1日単位の学習管理 × 学部別対策で最短合格へ! 📝 個別指導で最適な合格戦略を提案 👨👩👧 受験情報&親御さん向けサポートあり ✉️ まずは無料相談!全国対応OK ✅
【第1章】単語帳の選び方と学習スタートの仕方
1-1. どの単語帳を選ぶべきか?
ゼロベースの生徒が英単語学習を始める際に、最も大切なのは 「適切な単語帳を選ぶこと」 です。どの単語帳を使うかによって、学習効率が大きく変わります。
初心者向け単語帳
ゼロから英単語を学ぶなら、以下の2冊のいずれかを選ぶのがおすすめです。
- 『システム英単語Basic』:英単語を文脈の中で学べる構成になっており、長文読解にも活かしやすい。
- 『ターゲット1400』:受験に必要な基礎単語を効率的に学べる設計。
さらに、これらの単語帳すら難しいと感じる場合は、
を使って、まずは中学レベルの単語を固めるのが得策です。
1-2. 1日の学習ペース
英単語の学習は 「1日○○単語」と決めて、継続的に取り組むこと」 が成功の鍵となります。無理に詰め込まず、確実に定着させることが大切です。
ステップ1:1日30単語を学習
- 英単語と日本語訳を声に出して3周する
- 時間を空けて、さらに3周繰り返す
- 翌日に復習し、記憶を強化
この方法で、「見たことがある」から「確実に知っている」レベルまで引き上げる ことが可能になります。
ステップ2:200単語学習後に復習フェーズに入る
- まずは 新しい単語を200語覚える ことを優先
- その後、1日40単語ずつ復習し、知識の定着を図る
1-3. 英単語の定着率を高める学習法
単語学習はただ暗記するだけでなく、「どのように覚えるか」が重要です。以下の方法を併用することで、より効果的に覚えることができます。
1. 音読しながら覚える
- 「abandon(放棄する)」→ 「abandon ship!(船を捨てる)」のイメージで覚える
- 視覚・聴覚・発話を組み合わせることで記憶定着を強化
2. 語源を活用する
- 「bene(良い)」→ benevolent(慈悲深い), benefit(利益)
- 「mal(悪い)」→ malfunction(機能不全), malnutrition(栄養失調)
3. ストーリーや語呂合わせを使う
- 「superficial(表面的な)」→ 「スーパーのフィッシュ(魚)は表面がピカピカ」
- 「tenacious(粘り強い)」→ 「テニスで粘り強く打ち返す」
4. 英単語ノートを活用する
- 知らなかった単語をノートに記録し、定期的に見直す
- 例文と一緒に書くことで、文脈の中で意味を理解する

この中でも英単語をゼロベースから覚える場合は、1の音読しながら覚える。3のストーリーを作って覚えるやり方をしましょう!
【第2章】単語の復習方法と忘れにくくする工夫
2-1. 復習のスケジュール
英単語を覚えることと同じくらい、忘れないように復習すること は重要です。多くの受験生が、「覚えたつもりだったのに、数日後には忘れてしまった…」という経験をしたことがあるでしょう。この問題を解決するために、計画的な復習スケジュール を取り入れることが必要です。
ステップ1:200単語覚えたら復習フェーズへ
まず 新しい単語を200語学習することを優先 します。そして、200語学んだら、一度復習フェーズに移ります。
- 1日 40単語ずつ 復習
- 1周目と同じ方法(音読+日本語訳)で確認
- 苦手な単語はリストアップして、重点的に復習
このように、新規学習と復習を並行する形 にすると、効率よく記憶が定着します。
ステップ2:1週間後、1ヶ月後のチェック
人間の記憶は、最初に学習した直後に急速に忘れてしまいます。そのため、1週間後・1ヶ月後に改めて復習することが重要です。
- 1週間後に再テスト(40単語ずつ)
- 1ヶ月後に総復習(200単語まとめてテスト)
- 苦手な単語はリストアップし、何度も復習
この方法を習慣にすることで、「一度覚えた単語を確実に定着させる」ことが可能になります。
2-2. 忘れにくくするためのポイント
単語を覚えても、時間が経つと忘れてしまうのは自然なことです。しかし、適切な工夫を取り入れることで、記憶の定着率を大幅に向上させることができます。
1. イメージと関連付ける
単語を単独で覚えるのではなく、イメージと結びつけて記憶する と忘れにくくなります。
- “abandon”(放棄する) → 船長が「abandon ship!(船を捨てる)」と叫ぶイメージ
- “generous”(寛大な) → 「ジェネリック医薬品を提供する医者は generous(気前がいい)」
2. 語源を活用する
語源を知ることで、単語の意味を推測しやすくなり、記憶の定着も早まります。
- 「bene(良い)」→ benefit(利益), benevolent(慈悲深い)
- 「mis(誤った)」→ misunderstand(誤解する), misfortune(不運)
3. 例文とともに覚える
単語を単体で覚えるのではなく、例文とセットで記憶する ことで、実際の使われ方を理解しやすくなります。
- “eliminate”(排除する) → “We need to eliminate unnecessary costs.”(無駄なコストを削減する必要がある)
- “contempt”(軽蔑) → “He looked at me with contempt.”(彼は私を軽蔑の目で見た)
4. シャドーイングで記憶を強化する
ネイティブの発音を聞きながら、音声を真似して発音する(シャドーイング) ことで、
- リスニング力が向上
- 発音と一緒に単語を記憶できる
この方法は、単語を「知っている」状態から「実際に使える」レベルに引き上げるのに最適です。

この中でも英単語をゼロベースから覚える場合は、1のイメージと関連づけて覚えるやり方をまずしましょう!特に語源を活用して覚えることは、ある程度できるようになってからで大丈夫です。
まとめ
この第2章では、効果的な単語の復習方法と、忘れにくくするための工夫 を解説しました。
- 200単語覚えたら復習フェーズに入る
- 1週間・1ヶ月後の復習を徹底
- イメージ・語源・例文・シャドーイングを活用する
【第3章】実戦で使える単語力にする
3-1. 試験直前期の復習
試験が近づいてきたとき、単語学習はどのように仕上げるべきでしょうか? ここでは、試験本番で単語を最大限に活かすための復習戦略 を解説します。
1. 試験直前の1ヶ月間での復習方法
試験の1ヶ月前からは、以下のようなルーティンを確立すると効果的です。
- 毎日40単語を復習(既習単語を中心に)
- 苦手な単語を重点的にチェック(1週間前には苦手な単語だけのリストを作る)
- 試験1週間前は1000語以上の総チェック(リストを活用し、速読を交えながら確認)
この方法を継続すれば、本番当日には単語の意味を即座に思い出せるレベル になっているはずです。
2. 本番前日にやるべきこと
- すべての単語を見返す時間を確保する
- 英単語テストを軽く実施(新規の暗記ではなく、定着を確認)
- しっかり睡眠を取る(睡眠不足は記憶の定着を妨げる)
3-2. 長文読解で単語を活かす
単語学習の最終目的は、長文読解で使えるレベルにすること です。単語を暗記するだけでは不十分で、実際の英文の中で瞬時に意味を理解できるようにすることが大切 です。
1. パラグラフリーディングで文脈をつかむ
パラグラフごとに大まかな意味を把握することが、単語の意味を正しく理解するカギ になります。
- 最初の1文をしっかり読む(その段落のテーマを理解)
- 次の文は全体の流れを意識しながら読む
- 難しい単語が出ても焦らず文脈で推測する
2. 背景知識を活用する
たとえば、経済に関する英文なら、基本的な経済用語を事前に学んでおく ことで、未知の単語が出ても推測しやすくなります。
- 環境問題の記事 → 二酸化炭素、温暖化などの基本用語を事前に知っておく
- 科学系の文章 → DNA、進化論などの関連知識を仕入れておく
背景知識を身につけることで、単語の意味を「知識」として補強し、理解がスムーズになります。
受験に役立つ背景知識についてはこちら(受験に役立つ背景知識大全)で学べます。
3. 多読で単語を定着させる
単語の定着には、多読が非常に有効です。
- 速読英単語の長文を繰り返し読む
- 興味のある英字新聞(The Japan Times Alphaなど)を毎日読む
- 過去問の英語長文を繰り返し読む
4. シャドーイングで実戦力を鍛える
シャドーイングとは、ネイティブの音声を聞きながら、少し遅れて声に出して繰り返す学習法 です。
- リスニング力向上(音のつながりを理解しやすくなる)
- 単語の記憶強化(発音と一緒に記憶することで忘れにくくなる)
毎日10分程度シャドーイングを取り入れることで、単語を「知っている」から「使える」レベルに引き上げることができます。

特にシャドーイングは、英検のリスニング対策にも使えますので、早いうちから身につけておきましょう。
まとめ
この第3章では、試験直前期の単語復習と、長文読解で単語を活かす方法 を解説しました。
- 試験1ヶ月前からは毎日40単語を復習
- 本番前日に全単語をチェックし、睡眠をしっかり取る
- パラグラフリーディングと背景知識を活用する
- 多読とシャドーイングで実戦的な単語力を身につける
【第4章】英語ノートの活用術
4-1. 英単語ノートを作るメリット
英語学習において 「書いて覚える」 ことは、非常に効果的な学習法の一つです。特に、英単語ノートを作ることで、
- 記憶の定着を促す(視覚・聴覚・運動のトリプル刺激)
- 自分専用の復習教材を作れる(苦手な単語をピックアップ)
- 文脈の中で単語を学べる(例文と一緒に記録)
これらのメリットにより、単語暗記が単なる詰め込みではなく、実戦的な知識に変わります。
英単語ノートを活用することで得られる具体的な効果
- 「書いた単語は忘れにくい」 という特性を活かして、記憶の定着率を高める。
- 「自分だけの辞書」 を作ることで、過去に間違えた単語を一目で確認できる。
- 長文の中での単語の使われ方を理解しやすくなる。
4-2. 英単語ノートの作り方
英単語ノートは、単に単語を書くだけではなく、工夫を加えることで効率的な学習ツール になります。以下の手順で、効果的な英単語ノートを作成しましょう。
1. ノートの基本フォーマットを決める
英単語ノートのフォーマットは人それぞれですが、以下のようなシンプルな構成が効果的です。
英単語 | 意味 | 例文 | 語源・イメージ | 間違えた回数 |
---|---|---|---|---|
abandon | 放棄する | The crew abandoned the sinking ship. | 「船を捨てる」イメージ | 3回(正の字でOK) |
contempt | 軽蔑 | He looked at me with contempt. | 「テンプレ(常識)を無視する」 | 1回 |
このフォーマットを使うことで、単語の意味だけでなく、実際の文脈の中での使い方 まで学べます。
2. 色分けして記憶を定着させる
- 赤ペン → 覚えにくい単語
- 青ペン → 既に覚えた単語
- 黄色マーカー → 頻出単語
色を使うことで、視覚的に情報を整理しやすくなります。
3. 週ごとに復習するページを作る
- 1週間ごとに「苦手単語まとめページ」を作成
- 3回以上間違えた単語だけをピックアップし、重点的に復習
4-3. ノートを活用した学習スケジュール
- 毎日:5分で単語ノートを見返す
- 週末:1週間分の単語を再テスト
- 1ヶ月ごとに総復習ページを作成し、忘れやすい単語を再チェック
このサイクルを回すことで、単語を長期間記憶に定着させることができます。

このオリジナルの単語ノートを作るということは、暗記を能動的にやっていることであり、暗記の精度を1番良くさせる行為です。進んでやりましょう!
まとめ
この第4章では、英単語ノートの作成と活用法 について詳しく解説しました。
- 「書くことで記憶の定着率を上げる」
- 「自分だけの復習教材を作る」
- 「色分けやフォーマットを工夫して効率化する」
- 「継続的に見直すことで、単語の定着度を高める」
【第5章】多読の重要性
5-1. なぜ多読が必要なのか?
英語の単語を効率よく覚え、実際の試験で使えるレベルにするためには、多読(Extensive Reading) が非常に有効です。多読を取り入れることで、単語の記憶が深まり、単語を文脈の中で自然に使えるようになります。
多読の3つのメリット
- 文脈の中で単語を覚えられる
- 多読では、単語を「文章の流れ」の中で目にするため、単語の意味や使い方を自然に理解できます。
- 例えば、”eliminate”(排除する)という単語を単独で暗記するよりも、 “The government is trying to eliminate corruption.” のような例文で何度も目にすることで、記憶に定着しやすくなります。
- 読むスピードが向上する
- 単語の意味を文脈から推測できるようになると、いちいち辞書を引かなくても理解できる ようになり、長文読解のスピードが上がります。
- これは試験本番で時間を節約し、スムーズに解答を進めるために欠かせないスキルです。
- リスニング・スピーキングにも効果的
- 多読は「目で見る」だけでなく、音読やリスニングと組み合わせることで、リスニング力や発音の向上 にもつながります。
- 例えば、ネイティブの朗読音声を聞きながら多読を行うことで、単語の発音やリズムを自然に身につけることができます。
5-2. おすすめの多読教材
多読を成功させるためには、自分のレベルに合った適切な教材 を選ぶことが重要です。ここでは、初心者から上級者まで使えるおすすめの多読教材を紹介します。
初心者向け:シンプルで読みやすい教材
- 『Oxford Bookworms』シリーズ
- 語彙レベルごとに分かれており、初心者でも無理なく読める。
- 例:「The Elephant Man」「The Secret Garden」など。
- 『GR graded readers』シリーズ(Cambridge University Press)
- 有名な英文学作品を簡単な英語でリライト。
- 例:「Dracula」「Great Expectations」など。
中級者向け:長文読解に慣れるための教材
- 『The Japan Times Alpha』
- 時事英語を学びながら、日常の話題やニュースを多読できる。
- 『Penguin Readers』シリーズ
- 有名な小説や映画の原作を簡単な英語で学べる。
- 例:「The Bourne Identity」「Pride and Prejudice」など。
上級者向け:本格的な英語力をつける教材
- 『The New York Times』や『BBC News』
- 生の英語を多読し、試験のリーディング対策にも活用可能。
- 洋書(原作小説)
- 難易度は高いが、本格的な語彙力・読解力を身につけるのに最適。
- 例:「Harry Potter」「To Kill a Mockingbird」など。
5-3. 効果的な多読の進め方
- 辞書を引かずに読む
- わからない単語があっても、文脈から推測するクセをつける。
- 毎日10分でも継続する
- 「短時間でも継続すること」 が重要。
- 音読やシャドーイングを取り入れる
- ネイティブの発音をマネしながら読むと、リスニング力も向上 する。
- 読んだ内容を要約する
- 多読の効果を最大化するために、簡単な要約をメモする。

過去問演習に時間がかかり余裕がない場合は、過去問の英文を毎日読みまくりましょう。
まとめ
この第5章では、多読の重要性と具体的な活用方法を解説しました。
- 多読を取り入れることで、文脈の中で単語を自然に覚えられる
- 適切なレベルの教材を選ぶことが成功のカギ
- 辞書を引かずに推測しながら読むことで、長文読解スキルが向上
次の第6章では、試験本番で焦らずに英語力を発揮するための戦略 について解説します。
【第6章】試験本番で焦らないための戦略
6-1. 本番当日の英語脳の作り方
試験本番で実力を発揮するためには、英語脳に素早く切り替えること が重要です。特に受験会場では、普段と違う環境や緊張感から、思うように集中できないこともあります。ここでは、試験当日に英語モードへスムーズに移行するための戦略を紹介します。
1. 試験当日の朝に英語を読む
- 試験開始前に英語の文章を目にすることで、脳を英語モードに切り替える
- 短時間で負担なく読めるもの(「速読英単語」や「The Japan Times Alpha」など)を活用
- 軽く音読をすると、文章をスムーズに読めるようになる
2. 試験会場へ向かう道中も英語に触れる
- 英単語帳をチェックし、本番での記憶の引き出しをスムーズにする
- 文章を小声で読むことで、英語のリズムに慣れる
3. 本番直前のウォームアップ
- 短文のリーディングを10分ほど行い、試験の最初の文章がスムーズに読める状態にする
- 本番に備えた軽い単語テスト を自分で行う(特に苦手な単語を重点的に確認)
6-2. 時間配分の工夫
英語の試験では、時間内に解き切る戦略が最重要 です。長文読解、文法問題のすべてで、効率的に問題を解くための時間配分を考えましょう。
1. まずは全体を把握する
- 問題冊子を開いたら、まず試験全体の構成をざっと確認する
- 過去問と異なる形式になっていないかをチェック
- 「どの問題にどれくらい時間を使うか」を意識しておく
2. 取り組む順番を決める
- 最も得意なセクションから解き始めることで、リズムを作る
- 長文読解は、設問を先に読んでおき、何を探すべきかを把握する
3. 各パートの時間配分
セクション | 理想の時間配分 |
---|---|
文法問題 | 10~15分(できるだけ素早く処理) |
長文読解 | 40~50分(時間を決めて進める) |
見直し時間 | 5分(ケアレスミスの確認) |
4. 途中で焦らないためのコツ
- 難しい問題に時間をかけすぎず、一旦飛ばして次に進む
- 「時間がない!」と焦ったときほど、深呼吸してリセットする

試験本番に向けてどう整えるか。事前に考えておくことが大事です。
まとめ
この第6章では、試験本番で焦らずに実力を発揮するための戦略を解説しました。
- 試験当日の朝から英語脳に切り替える
- 試験開始前にウォームアップを行い、スムーズに英語を読む準備をする
- 時間配分を決め、戦略的に問題を解く
- 焦ったときの対処法を事前に決めておく
次の第7章では、模試の復習とその活用法 について詳しく解説します。
【第7章】模試の復習で成績を最大化
7-1. 模試は「受けたら終わり」ではなく、必ず復習!
模試を受けること自体は重要ですが、最も大切なのは 「どのように復習するか」 です。模試は単なる実力測定ではなく、今の課題を見つけ、次の試験に向けて最適な対策を立てるためのツール です。
1. 模試後すぐにやるべきこと
- 自己採点を実施し、間違えた問題をすぐに確認
- 「なぜ間違えたのか?」を明確にする(知識不足か、ケアレスミスか)
- 間違えた単語・文法項目をノートに記録し、次回までに克服する
2. 「時間配分」の問題もチェックする
- 最後まで解き切れたか? 途中で焦った部分はどこか?
- 長文に時間を取られすぎた場合、どの部分を短縮できるか?
3. 自分の弱点をリスト化する
- 苦手な単語リストを作成し、毎日少しずつ復習
- 文法問題でのミスを分類し、頻出ルールをまとめる
- 長文読解で理解が曖昧だった部分を再読して音読する
7-2. 本番につなげる復習方法
模試の復習を 「本番で実際に役立つ形にする」 ことが最重要です。ここでは、具体的な復習のやり方を詳しく説明します。
1. 単語の復習は「即日」「1週間後」「1ヶ月後」に行う
模試でわからなかった単語は 即座にリストアップし、3回に分けて復習 しましょう。
- 模試直後にノートに書き出し、例文も一緒に記録する
- 1週間後に再確認し、記憶が定着しているかチェック
- 1ヶ月後に再び確認し、完璧に覚えているかテストする
この3ステップを実践すれば、短期間で覚えた単語を長期記憶に定着させることができます。
2. 文法の間違いは「自作問題集」を作る
文法問題で間違えたポイントを そのまま自分で問題化 し、繰り返し解くことで定着を図ります。
- 例:「仮定法を間違えた場合」 → 仮定法の例文を自分で作成し、繰り返しチェック
- 例:「前置詞の使い方を間違えた場合」 → 似たような例文を複数作り、違いを整理
3. 長文読解は「音読」と「精読」の組み合わせ
- 間違えた問題の長文をもう一度精読し、構造を把握する
- その長文を毎日音読し、流れを身体に染み込ませる
- 語彙の意味がすぐに出てくるよう、繰り返しチェックする
長文問題で間違えた場合、単に答えを確認するだけでなく、「どう読めば正解できたのか?」 を分析し、次に活かすことが重要です。

成績が伸びない生徒ほど、模試の復習をしません。しても自己採点だけです。成績UP、志望校合格のために模試の復習を徹底してやりましょう。
まとめ
この第7章では、模試の復習を 「本番につなげる方法」 について詳しく解説しました。
- 模試は「受けたら終わり」ではなく、課題を見つけるツール
- 単語の復習は「即日・1週間後・1ヶ月後」の3ステップで行う
- 文法ミスは自作問題にして繰り返し解く
- 長文読解は「音読」と「精読」を組み合わせ、流れを掴む
次の第8章では、英単語学習を継続するためのコツと習慣化の方法 について詳しく解説していきます。
【終章】最後まで継続するために
8-1. 英単語学習を習慣化する
英単語学習を続けるうえで最も大切なのは、習慣化すること です。多くの受験生が「単語を覚えよう!」と意気込んでスタートするものの、途中で挫折してしまうのは、「やる気」に頼りすぎているから です。
1. 習慣化のための3つのポイント
- 決まった時間に勉強する
- 朝起きてすぐ、通学時間、寝る前など、「毎日やる時間を固定」 することで、無意識に単語学習ができるようになる。
- 勉強のハードルを下げる
- 「単語帳を開くのが面倒…」という日もあるため、スマホの単語アプリを活用するなど、どんな状況でも勉強できる仕組みを作る。
- やったことを記録する
- 「勉強の可視化」 はモチベーション維持に効果的。カレンダーに「単語を100語復習」と書くことで、学習の達成感が得られる。
8-2. 最後までやり切るために
受験勉強は長期戦です。途中でモチベーションが落ちることもあるでしょう。しかし、英単語の学習は、コツコツ積み上げることで確実に結果が出る分野です。
1. 「継続のコツ」を意識する
- 3日坊主を防ぐには、まず3日間だけ頑張る
- 1週間続いたら、次は1ヶ月を目指す
- 振り返りをして、自分の成長を確認する
2. 合格後の自分をイメージする
- 「行きたい大学に通う自分」 を想像すると、勉強のモチベーションが上がる。
- 「この単語を覚えたら、合格が近づく」 という考えを持つ。
3. 受験は総力戦!「英単語だけで終わらせない」
- 単語だけでなく、読解や英作文の学習も並行して進める
- 単語を覚えたら、実際の文章の中で使えるか試す

毎日コツコツやっていくこと。小さな成功を築いていくことが1番確率高く成果を出します。
8-3. 天野塾からのお知らせ

天野塾では、「10名限定!偏差値50から慶應合格を目指す進学サポート」 を行っています。
天野塾の特徴
✅ 個別対応で徹底的にサポート
- 最大10名までの少人数制で、一人ひとりに合わせた指導を行います。
✅ 学習の「見える化」で自信をつける
- 毎日の学習報告 で、自分の進歩を実感できる。
- 振り返りを大切にし、「合格できる実感」を育てる。
✅ 「普通の生徒」でも早慶合格レベルまで引き上げる
- 偏差値50台の生徒が、コツコツ努力することで慶應合格を実現できる ように指導します。
こんな生徒におすすめ!
✔ 大手予備校ではついていけないと感じている人
✔ 「勉強しているのに成果が出ない」と悩んでいる人
✔ 一緒にコツコツ頑張る環境がほしい人
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🔗 詳細・無料相談はこちら → 天野塾公式サイト