
〜「言わなくてもやる子」に変わる、たったひとつの工夫〜
こんにちは、慶應合格サポートコーチの天野です。
「うちの子、言わないと勉強しないんです…」
「やり始めても、2、3日ですぐ終わってしまって…」
「つい毎日言ってしまって、関係がギクシャクするんです」
これまでたくさんの親御さんとお話をしてきて、
このような悩みを抱えている方が本当に多いと感じています。
でも、ひとつだけお伝えしたいことがあります。
「子どもが自分から勉強するようになる関わり方」は、必ずあります。
今日は、「習慣化の仕組み」と「親の声かけ・関わり方」について、
実際の指導現場でのエピソードを交えながら、わかりやすくお伝えします。
■ なぜ子どもは、勉強を習慣にできないのか?
まず、子どもがなかなか勉強を習慣にできないのには、理由があります。
🔸 1. 目標がぼんやりしている
勉強する理由が自分の中で見えていない状態では、大人でも行動は続きません。
テレビやゲームが楽しいのは「今、わかりやすく楽しさを感じられる」から。
逆に、勉強はその先の未来を見据えられなければ、取り組む意味が感じられないのです。
🔸 2. 成功体験が少なく、自信がない
「やってもうまくいかない」と思っている子ほど、最初の一歩を踏み出すことができません。
これまでの失敗経験が「どうせ無理」の思考に繋がっていることも多くあります。
🔸 3. やる意味が見えていない
行きたい大学、将来の目標が定まっていないと、勉強はただの「苦行」になってしまいます。
受験生は、「明確な目標ができた瞬間から急に頑張り始める」ことがよくあります。
でも、それでは手遅れになることもあるため、
早めに「小さな目標」を設定し、クリアしていくことが大切です。
(たとえば、英検取得などはとてもおすすめです)
■ 親がやりがちなNG対応とは?
お子さんの将来を思えばこそ、つい言ってしまう言葉たち…
でも、これらの声かけが子どものやる気を下げてしまうことがあります。
❌ 「なんで続かないの?」と責める
❌ 毎回やることに口を出しすぎる
❌ ごほうびで釣る → 一時的には効果があっても、習慣にはつながりません
一番大切なのは、
「責めずに観察し、行動そのものを認める」こと。
たとえば…
ようやく勉強を始めたお子さんに対して、
「え、英語10分だけ?」
とつい言ってしまった親御さんがいました。
その一言がきっかけで、子どもはまたやる気を失い、手が止まってしまったのです。
子どもの「やろうとした勇気」を、親がまず認めてあげること。
それが、勉強を習慣にするための第一歩です。
■ 習慣化を助ける「5つのステップ」
ここからは、実際に私が多くの生徒と取り組んできた「習慣化のコツ」をご紹介します。
✅ ① 小さな約束から始める
たとえば、「英単語3個だけ」「1問だけでOK」。
この“やれるかも”という小ささが、始める力になります。
✅ ② 同じ時間・同じ場所でやる
毎日決まった場所・時間にやることで、脳が「これは日課だ」と覚えてくれます。
✅ ③ 事実を言葉にする
「今日も机に向かったね」「10分集中してたね」など、行動そのものを肯定してあげましょう。
✅ ④ 結果より“行動”を認める
点数より、「毎日取り組んでること」「続けていること」に注目して声をかける。
✅ ⑤ 振り返りの時間をつくる(週1でもOK)
「今週、どれだけやった?」を一緒に振り返るだけで、
「やってきた実感」=成功体験が育ちます。
特に、「数字」で振り返るのはとても効果的です。
「今月で英単語500語も覚えたんだね!」
といった声かけは、自信を生む大きな力になります。
■ 「言われないとやらない子」から脱却するには?
🟢 やる気はコントロールできません。
でも、「やれる環境」は親がつくってあげることができます。
親が「見守ってくれている」という感覚が、
子どもの安心感や自己肯定感を高め、自然と行動が変わっていくのです。
■ 親の感情が、子どもの習慣化を左右する
• 親が焦れば、子どもも焦ります。
• 親が不安になれば、子どもも不安になります。
だからこそ、親御さんにはぜひ
「管理者」ではなく、「観察者」「応援者」としての立場でいてほしいのです。
結果ではなく、「日々のプロセスを一緒に見てあげる」こと。
それこそが、習慣を支える一番の土台になります。
■ YouTubeでも詳しく解説しています📺
この内容を、親御さん向けにやさしく、具体的に解説したYouTubeライブをアーカイブで公開しています!
「勉強を習慣にできない子がどう変わったのか?」
「親はどう支えたのか?」
リアルな事例も含めてお話ししています。
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✅ 1年・2年で合格を目指す具体的なステップ
✅ 親ができる声かけや環境づくりもわかりやすく掲載しています
■ おわりに
お子さんの勉強に悩むのは、**「真剣に向き合っている証拠」**です。
そして、子どもは親の姿勢から大きな影響を受けています。
だからこそ、
「言わなくてもやる子に変わる」ための小さな仕掛けを、
今日から取り入れてみませんか?
怒らず、焦らず、寄り添って
お子さんの習慣化を一緒に支えていきましょう。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました✨
あなたとお子さんの未来を、心から応援しています。
— 天野貴文|慶應合格サポートコーチ
