📝 概略
2025年度の大学入試では 総合型選抜(AO入試)や学校推薦型選抜の枠が拡大 される傾向にあります。特に私立大学ではこの傾向が顕著であり、早稲田・慶應の出願状況からも、一般選抜の倍率が上昇する可能性が示唆されています。
推薦枠拡大は一見、受験生にとって有利なように思えますが、実際には 一般選抜の定員減少・倍率上昇という影響 をもたらす要因にもなります。本記事では、特に 早稲田大学と慶應義塾大学の2025年度出願状況 を詳しく分析し、一般入試がどのように影響を受けるのか、今後の対策について解説します。
📖 目次
- 推薦枠拡大により、早稲田・慶應の一般選抜定員が減少
- 一般選抜に挑戦する受験生が増加
- 早稲田・慶應の2025年度出願状況データ
- 推薦枠拡大の背景と大学側の意図
- 受験生が取るべき具体的な対策
- まとめ
- 天野塾の紹介
天野貴文
慶應義塾大学商学部卒業。教育歴15年以上、これまで100名以上の生徒を志望校合格へ導いてきました。一人ひとりの可能性を信じ、才能を最大限に引き出す指導を大切にしています。 E判定から慶應合格、学年最下位から医学部合格など多数の実績あり 生徒1人ひとりと向き合う少人数指導を大切に毎日の学習確認で成績UPを徹底サポートしています。
① 推薦枠拡大により、早稲田・慶應の一般選抜定員が減少
大学は、文部科学省が定める「入学定員」 に従って合格者数を決定しています。そのため、 総定員は基本的に変わらず、その枠内で推薦・AO・一般入試の配分が変動 する仕組みになっています。
例えば、2025年度の早稲田大学や慶應義塾大学では以下のような変化が見られます。
大学 | 学部 | 推薦・AO枠の増加 | 一般選抜枠の減少 |
---|---|---|---|
早稲田大学 | 商学部 | +100名 | -100名 |
早稲田大学 | 政治経済学部 | +50名 | -50名 |
慶應義塾大学 | 商学部B方式 | +80名 | -80名 |
慶應義塾大学 | 経済学部A方式 | +70名 | -70名 |
このように、推薦枠が拡大すると、一般選抜の定員が減少し、結果として倍率が上昇する原因となります。
② 一般選抜に挑戦する受験生が増加
推薦枠拡大により、推薦を狙ったものの不合格だった受験生 が一般選抜に回るため、一般選抜の志願者数も増える傾向があります。
例えば、2025年度の 慶應商学部 B方式 の志願者数は前年より +506名(前年比約20%増) となっています。 ➡ これは、推薦入試で合格できなかった受験生が一般選抜に流れた可能性が高いです。
③ 早稲田・慶應の2025年度出願状況データ
📌 早稲田大学の主な学部の志願者数増加
- 商学部:+816名(前年比+10.6%)
- 政治経済学部:+399名(前年比+31.4%)
📌 慶應義塾大学の主な学部の志願者数増加
- 商学部B方式:+506名(前年比+20%)
- 経済学部A方式:+230名(前年比+5.7%)
これらのデータからも、一般入試の競争率が上がっていることが分かります。
④ 推薦枠拡大の背景と大学側の意図
🔹 大学側のメリット
- 推薦合格者の辞退率が低く、確実に入学してくれる
- 一般選抜よりも受験生の多様性を確保しやすい
- 入試難化による受験生離れを防ぐ
🔹 受験生側のメリット
- 一般入試より倍率が低いことが多い
- 早めに合格が決まるため、受験勉強の負担が軽減される
- 共通テストを回避できる場合がある
⑤ 受験生が取るべき具体的な対策
✅ 合格最低点+10点を目標に設定
✅ 出願先の倍率や定員変動をしっかりチェックする
✅ 複数の併願先を確保し、リスクを分散する
✅ 入試方式の違いを把握し、自分に有利な受験方法を選ぶ
📌 特に倍率が上がると予想される学部・学科(商学部・経済学部など)は、過去問演習の精度を上げ、合格ラインを引き上げていくことが重要です!
✅ まとめ
✔ 推薦枠の拡大により、一般選抜の定員が減り、倍率が上昇する
✔ 推薦で不合格となった受験生が一般入試に流れることで競争が激化
✔ 特に商学部・経済学部・国際系などの人気学部は影響を受けやすい
✔ 受験生は倍率UPを想定し、合格ライン+10点を目標にするべき
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